Wednesday, December 18, 2013

美姫、全日本へ意気込み 娘支えに「ベスト尽くす」 フィギュア



美姫、全日本へ意気込み 娘支えに「ベスト尽くす」 フィギュア
選手として、母としてソチへの強い意気込みを語った安藤=横浜市(寺河内美奈撮影)(写真:産経新聞)
 来年2月のソチ五輪代表最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権が21~23日、さいたま市のさいたまスーパーアリーナで行われる。今春に女児を出産し、3季ぶりの競技復帰で3大会連続の五輪出場を狙う安藤美姫(新横浜プリンスク)が18日、産経新聞などのインタビューに応じ、全日本への意気込みを語った。(田中充)

 --全日本が開幕する

 「16日の練習で腰から背中にかけての筋肉を痛め、きのうは名古屋で3時間くらいケアをした。きょう練習をしてみて、思ったよりも回復が早くて安心した」

 --復帰当初に不安視された体力面は

 「最初は体力や筋力の面で、フリーで4分間滑り切るのがすごく大変だった。ただ、全日本前の最後の試合だったクロアチア(今季の自己ベストを出した5~7日のゴールデンスピン)でいい演技ができた。復帰前に100%までは戻らなかったが、すごく意味がある大会だった」

 --復帰後に一番苦しかった時期は

 「頭では動けるのに、体が疲れていて思うように練習ができなかった時期。ストレスと疲れがたまったようで、(10月中旬の)関東選手権の後は、特に体調が優れなくて1週間くらい動けない日が続いた」

 --支えは

 「娘です。何回もギブアップしようと思ったけど、練習を終えてリンクから帰り、笑っている顔を見ると…。彼女が大きくなったとき、あきらめないことが大切だと伝えたいと思った」

 --まな娘のことはリンクでも気になる

 「それはない。スケートは自分が戦っていく場所で、プライベートは持ち込まない。24時間一緒にいたいという気持ちは大きいけれど、割り切らないといけない。ほかの競技者の方たちに対して、きちんと同じ気持ちでリンクに向かうことが大切なことなので」

 --全日本ではどのような演技を

 「自分としてはベストを尽くすこと。自分の決断を受け入れて、サポートしてくれた人たちと一緒に、夢(ソチ五輪出場)をかなえられたらいいなと思っている」

2増2減 女子「吉」、男子は「凶」? レスリング



2増2減 女子「吉」、男子は「凶」? レスリング
新階級が発表され、新たな53キロ級に挑むことを表明した吉田(上)。改定は有利に働きそうだ(写真:産経新聞)
 2階級増の果実を得た女子と階級減らしに泣く男子。新階級が日本レスリング界にもたらす損得は、差し引きしてプラスかマイナスか、判断が難しいところだ。

 五輪3連覇の吉田にとって、親しんだ女子55キロ級の消滅と53キロ級の新設は、選手寿命を延ばす良薬になりそう。もともとの最適体重が52、53キロ。減量を経てマットに立つ外国勢との体格差を、超人的な速さと技で補っていた。新階級ならライバルの圧力も2キロ分減る。31歳の吉田には、約2年半後の五輪が近いゴールになった。

 63キロ級で“増量苦”に悩み続けた伊調も58キロ級の新設は渡りに船。「未知の世界だが、本来の階級という感じもする」といい、旧階級で行われる全日本選手権では59キロ級に出場する。

 逆に日本男子は「凶」のくじを引いた。特にグレコローマンは最軽量の55キロ級が消えた形。重量級に手厚い新区分について、日本協会の福田富昭会長が「小柄なアジア勢や中南米勢に不利」と拒み続けてきたが、少数派として退けられた。

 競技面の損得以上に看過できないのは、今回の発表が、日本協会に何の打診もなく行われたことだ。FILA副会長を兼ねる福田会長は渋い顔で「ある程度(変更内容を)分かっていたが、きょう発表になるとは」。競技面では先頭集団を行くはずの日本が、意思決定の場では下に置かれる構図。国際連盟の理事ポストを失った柔道界とどこか似ていて、メダルの損得よりも気に掛かる。(森田景史)

<フィギュア>安藤「娘に伝えたい、諦めないことは大切と」



<フィギュア>安藤「娘に伝えたい、諦めないことは大切と」
ソチ五輪代表が決まるフィギュアスケート全日本選手権に向けて練習で調整する安藤美姫=横浜市港北区の新横浜スケートセンターで2013年12月17日、山本晋撮影
 今年4月に女児を出産し、3大会連続となるソチ冬季五輪出場を目指すフィギュアスケート女子の安藤美姫(新横浜プリンスク)が17、18の両日、横浜市内で取材に応じた。最終選考会となる全日本選手権(21~23日、さいたまスーパーアリーナ)に向け、「日本は世界からみてもトップスケーターが多く、同じリンクに立てるのは素晴らしいこと。(過去とは違った)ワクワク感がある」と期待を語った。【芳賀竜也】


 今季、グランプリシリーズに出場していない安藤は、全日本選手権で表彰台に上ることが代表入りの最低条件とされる。「シンプルだが、自分のベストを尽くすことが目標」と語る安藤。16日の練習で背中を軽く痛めたため、今は練習量を抑えているが、その直前は高難度の3-3回転連続ジャンプも成功させていたという。

 現在、離乳食を食べ始めているという愛娘は、ベビーシッターなどには預けていない。「リンクの上にいる時は母に面倒をみてもらっているが、それ以外は自分で(育児を)やっている。預けちゃった方がきっと体も楽だが、そういうのは自分が許せない。『スケートだけじゃないか』と言われるのが絶対に嫌だった」と、競技と育児の両立を志向する。

 出産後、思うように筋力が戻らず、「頭に体が付いていかない」という感覚がつきまとった復帰への道。「何回も何回も諦めよう、ギブアップしたいと思った。だけど、リンクから家に帰り、娘が笑ってくれていたりすると、『結果がどうであれ、諦めないということはすごく大切なことだ』ということを伝えたいと思うようになった」と振り返る。18日は26歳の誕生日。2度の世界女王に輝いた「母」の挑戦は続く。

ラジャ・カサブランカが決勝へ=クラブW杯サッカー



 【ロンドン時事】サッカーのクラブ王者を決めるクラブ・ワールドカップ(W杯)は18日、モロッコのマラケシュで行われ、開催国枠で出場のラジャ・カサブランカ(モロッコ)が準決勝で南米代表のアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)を3―1で破り、決勝に進んだ。

 アフリカ勢の決勝進出は2010年のTPマゼンベ(コンゴ=旧ザイール)に続いて2チーム目。21日の決勝では、欧州王者のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)と対戦する。

 5位決定戦では北中米カリブ海代表のモンテレイ(メキシコ)がアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)を5―1で破った。 

カーママ小笠原「主婦に戻ります」 ソチ前に家族パワー充電



カーママ小笠原「主婦に戻ります」 ソチ前に家族パワー充電
新千歳空港に到着した(左から)小笠原、船山、苫米地、吉田のカーリング女子日本代表
 ソチ五輪出場を決めたカーリング女子の日本代表・北海道銀行フォルティウスが18日、新千歳空港に帰道した。来年1月には壮行会の開催が決まるなど、周囲で五輪に向けた準備が進む中、スキップ小笠原歩(35)は「主婦復帰」を宣言。年内いっぱいはトレーニングを休んで主婦業に専念し、年明けから五輪に向けて再始動する。

 すっかり時の人となった4人の凱旋に、新千歳空港は騒然となった。偶然居合わせた利用客はカメラを向け、地元テレビ局は生中継で帰道の様子を伝えた。そんな周囲の喧噪(けんそう)をよそに、小笠原はリラックスした表情でテレビカメラに語りかけた。「ママ、帰って来たよ」。半月ぶりに戻ってきた地元で、まずは4歳になる愛息にメッセージを送った。

 チームは年明けに予定する欧州遠征まで、年内いっぱいはオフとなる。緊張感から解放された小笠原は「家に帰って掃除をしないと。主婦に戻ります」ともう一つの顔をのぞかせた。さらに来週のクリスマスに向け「家族と過ごせるのも3年ぶり。息子には思い切り甘えさせてあげたい」と続けた。年内は「カーママ」としてではなく「主婦」に戻って英気を養う。

 五輪決定を受け、周囲も慌ただしくなってきた。来年1月22日には壮行会が開催される予定。札幌市内のホテルに300人前後を集めての会となる。出場決定後には祝電をはじめ、銀行利用客からも応援の声が寄せられている。五輪最終予選前の先月は関係者のみの壮行会だったが、北海道銀行経営企画部広報CSR室の沼田和之室長は「多くの方にお披露目して盛大に送り出したい」と話した。また、この日夜には札幌市中央区の同行本店に懸垂幕が掲げられた。縦30・8メートル、横2・4メートルに「北海道・札幌から世界へ 女子カーリング 頑張れ!日本代表(北海道銀行フォルティウス)」の文字が躍り、来年1月末まで応援ムードを盛り上げる。

 2月にはいよいよソチ五輪が開幕する。「年明けから欧州遠征も予定しているし、オリンピックに照準を合わせたい」。つかの間の充電期間を経て、小笠原は再び「カーママ」として、勝負の舞台に立つ。